2025.10.28未分類
本当の贅沢とは何か ― サルトリアシーラが大切にしていること

こんにちは。京都北山でオーダースーツ専門店をしています、サルトリアシーラです。
今日は、私が日々考えていること、大切にしていることを、改めて言葉にしてみたいと思います。
本当の贅沢とは、何でしょうか
派手なロゴがついた服。
流行の色やデザイン。
SNSで「映える」華やかさ。
それらも、もちろん素敵です。
でも、私が考える贅沢は、少し違います。
自分のために作られた服を、長く大切に着ること。
それが、サルトリアシーラが考える、本当の贅沢です。
🔸「クワイエットラグジュアリー」という言葉🔸
最近、「クワイエットラグジュアリー」という言葉を耳にするようになりました。
日本語にすると「静かな贅沢」。
派手に主張しない。
でも、質の良さが、静かに語りかけてくる。
知る人だけが分かる、本物の価値。
実は、これはオーダーメイドの服が、ずっと大切にしてきたことでもあります。

🔹この一枚のツイードベストができるまで🔹
この写真のベストも、一人のお客様との対話から始まりました。
「どんな場面で着られますか?」
「普段、どんな服を選ばれますか?」
「色や素材で、好きなものはありますか?」
ゆっくりと時間をかけて、お話を伺います。
そして、数百種類の生地の中から、
「この人のための一枚」を選んでいきます。
このベストに使われているのは、イタリア北部の織物工場で作られた生地です。
その工場は、創業150年。
今も変わらぬ製法で、職人が一枚一枚丁寧に織り上げています。
近くで見ると分かる、この織りの細かさ。
手に取ると分かる、この柔らかさ。
見えない部分にこそ、本物の価値がある。
それが、私たちの信念です。
🔸なぜ京都北山なのか🔸

サルトリアシーラは、京都北山にあります。
観光地の喧騒から少し離れた、静かなエリア。
ここを選んだのには、理由があります。
京都には、「引き算の美学」という文化があります。
余計なものを削ぎ落とし、
本当に大切なものだけを残す。
茶道も、庭園も、そして京都の職人技も、
すべてその精神から生まれています。
静かで落ち着いた空間で、じっくりと向き合う。
それが、私たちのスタイルです。
店内に入ると、まず感じていただけるのは「余白」です。
ぎっしりと服が並んでいるわけではありません。
大きな音楽が流れているわけでもありません。
ただ、柔らかな光と、
レンガの温かみと、
季節のドライフラワーと。
そして、一人のお客様と向き合う時間。
それだけです。
🔸サルトリアシーラが大切にしていること🔸
改めて、私たちの想いを、3つの言葉にしてみました。
1. その人にぴったり合う服を、丁寧に作る
流行でも、効率でもなく。
目の前のお客様のために、一着を作る。
それだけを、考えています。
2. 見えない背景にこそ、本物の価値がある
生地の産地。
職人の技術。
一着ができるまでの工程。
その背景を知ること。
それもまた、オーダーメイドの楽しみです。
3. 静かな空間で、時間をかけて対話する
急ぎません。
売り込みません。
ゆっくりと、お客様の話を聞かせていただく。
それが、私たちの考える本当の贅沢です。
🔸 完全予約制という選択🔸
これからサルトリアシーラは、完全予約制に移行します。
理由は、シンプルです。
お一人おひとりに、十分な時間をかけたいから。
オーダーメイドは、時間がかかります。
採寸だけでも、丁寧にやれば30分以上。
生地を選ぶのに、1時間以上かかることもあります。
でも、それでいいのです。
急いで作った服より、
時間をかけて作った服の方が、
長く愛していただけると信じています。
最後に
この記事を読んでくださっている方は、
もしかすると、こんなことを感じているかもしれません。
「本当に良い服がほしい」
「長く着られるものを選びたい」
「自分に本当に似合うものを知りたい」
もしそうなら、ぜひ一度、サルトリアシーラにいらしてください。
すぐに服を作る必要はありません。
生地を見に来るだけでも、お話を聞きに来るだけでも、大歓迎です。
静かな京都北山で、
お待ちしています。
サルトリアシーラ
京都市北区上賀茂畔勝町25-2
完全予約制
ご予約・お問い合わせ
075-791-7011
info@sartoria-sira.com
ご予約フォームはこちら
https://sartoria-sira.com
最後に
この事に気づかせてくださったのは、お客様からの私へのメッセージでからでした。
「W様、サルトリアシーラを見つけていただきありがとうございました。心より感謝申し上げます」
株式会社シーラ
代表取締役 平塚陽子

