
ツイード生地の仕入れへ——愛知・尾州を訪ねて
愛知県の尾州産地へツイードの仕入れに行ってきました。織機の響き、羊毛のやわらかな香り、職人さんの丁寧な手つき。
秋冬に向けて、お客様に胸を張ってご案内できる生地だけを選びたくて、実際に足を運んで確かめてきました。
なぜ尾州なのか
尾州は日本を代表するウールの産地。糸づくりから織り、仕上げまでの工程で、確かな品質管理と職人技が息づいています。ツイードは糸のふくらみや色の重なりが命。写真だけではわからない、「手に取った時の確信」を求めて現地で選びます。
今日、心をつかまれたツイードたち
- 奥行きのあるミックスカラー
単色に見えて、実は複数色の糸が織り重なった深い表情。光の当たり方でニュアンスが変わるのが魅力です。 - ふくらみとコシの好バランス
ふっくらと温かいのに、肩や裾がだれない“ハリ”がある。ジャケットやスカートにしたときのラインが綺麗に出ます。 - 日常で頼れる丈夫さ
表面に程よい凹凸があり、擦れに強いのがツイードの持ち味。長く大切に着ていただける素材感です。

サルトリア・シーラの「選びの基準」
- 触感(ハンド):素肌に触れてチクチクしないこと。
- 発色:遠目は落ち着き、近くで見ると表情豊か——上品さと遊び心の両立。
- 仕立て映え:縫ったときに縫い目が美しく、アイロンでしなやかに丸みが出ること。
- 耐久性:毎日の動作に寄り添い、肘・裾が伸びにくいこと。
- お手入れの現実感:日々のブラッシングやスチームで気持ちよく整えられること。

仕立てのイメージいろいろ
- レディース・ツイードジャケット:やや短め丈でウエストラインをきれいに。デニム合わせも上品に決まります。
- スカート(台形 or タイト):同素材でセットアップに。単品使いでも秋冬の主役に。
- ワンピース:軽めのツイードなら日常ドレスとして。裏地を滑らかにして着心地よく。
- 小物:ハギレで作るツイードのブローチやミニトートもおすすめです。
お手入れのひとことアドバイス
- 着用後はブラッシングで表面のほこりを落とし、風通しの良い場所で休ませる。
- シワはスチームでふんわり整えると織りのふくらみが戻ります。
- しまう時は詰め込みすぎないこと。肩幅に合ったハンガーで型崩れ防止を。

さいごに
今日選んだ生地は、どれも「長く愛せる一着」になる予感がしました。京都・北山のアトリエでお披露目会を準備しています。実物を手に、ぜひ“似合うツイード”を一緒に見つけましょう。ご予約・お問い合わせは Sartoria Sira まで。
女性テーラーとして、皆さまの日常が少し誇らしくなる一着を、心をこめてお仕立てします。

