思いを込めて「レジェンドジャケット」リリース

2024年3月31日

私にとって、大切なこの日に

かつてより企画・開発してきました「レジェンドジャケット」をリリースいたしました。

きっかけは、父との別れでした。

サラリーマンだった父は、衿のついたジャケットを着ることが何よりのステータスであり

マナーだと思い生きていました。

父はいつまでも、オシャレをしたかったと思います。

最後までずっと、みだしなみを気遣っていた父の思いを叶えてあげたかったです。

このような思いをしているご家族が、他にもたくさんいらっしゃるのではないかと、

ジャケットを着る機会がなくなった方も、本当は、きちんとしたジャケットを着て過ごしたいのではないかと思いました。

そんな願いを叶えるためにレジェンドジャケットを作りました。

ご自身で、生地をお選びいただいてボタンや裏地もお選びいただいて採寸をさせていただきます。

仕立て上がりは車いすをご利用の方にも、簡単にご着用していただけるように工夫をしています。

その方が、どのような人生を生きてきたのかを、ご本人にもご家族にも思い出していただき、いつまでも笑顔で過ごしていただきたい、そんな思いで、私は、このレジェンドジャケットを作りました。

今回お作りいただいた方は神戸の有料老人ホームにお住まいのレジェンド

元神戸新聞の記者をされていて現役時代ずっとスーツで過ごされていたそうです。

生地をお選びいただく時には、現役時代を思い出し

趣味でテニスをされていたことも思い出してお話ししていただきました。

とてもゆっくりとした時間が流れ、心からもう一度あの時のことを思い出していただき

また、そのお話を聞いた私たちはリスペクトと感謝の気持ちを持って生きていこうと

思える時間でした。

納品時には奥様もお越しいただき

何十年ぶりの写真かな・・と喜んでいただきました。

私ごとになりますがちょうど1年前の3月31日最愛の父が他界いたしました。

私は父が現役時代に活躍した話をいつもちゃんと真剣に聞かず、少しめんどくさいなんて思ってしまったこともありました。

父は、私に聞いて欲しかった。伝えたかった。そんな気持ちを大切にしなかったことを今でも後悔しています。

だから私はこの「レジェンドジャケット」を通して

レジェンド達にこの世で生きてきた素晴らしさにリスペクトの思いを伝えていけたらと思います。

この「レジェンドジャケット」は父からのプレゼントだと思っています。

ご購入をご希望の方はこちらからご購入してください。

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花には水　料理には真心　人には愛