本物のAMFステッチはご存知ですか?

みなさま、こんにちは。
サルトリア シーラ 代表の平塚陽子です。
8月になりましたね。びっくりする暑さが続きますがみなさま体調は崩されていませんでしょうか?
こんな暑さでも、スーツを買いに来てくださるお客様がいてくださりありがたいです。
でもね・・・こんな暑いのにスーツなんて💦と思われますでしょうが
今お作りしていただくと、オーダーメイドは出来上がるまでに約45日ほどですので仕上がりは
9月の中旬となります。なので、秋物がちょうど良いころに仕上がる予定です!
今日は、タイトルの通り「AMFステッチ」についてお話しさせていただきます。
主に、以下の写真の箇所に入るステッチのことです。
襟の際、胸ポケットの際をよーく見てください。小さなステッチが見えますよね。
これが「AMFステッチ」です。
アメリカン・マシン・アンド・ファンドリー (American Machine and Foundry)
元々はボーリングのピンやレーンを生産する会社でした。そこから
自転車、ハーレーダビットソン、プレッツェルを撚る機械の開発や様々なメカを製造するのに優れた会社でした。
そのAMF社で生まれたミシンは「人間と同じ動きをする」のが特徴で
縫製工場で本物のAMFのステッチマシーンを使っているのは国内で約20%と言われています。
価格はなんと高級外車が一台買える金額。
これがAMFステッチマシーンです。
とてもパワーのある優れたミシンで、まるで人が縫ったように襟のきわに針を落とします。
通常のミシンは
上糸と下糸がありボビンを使って2つの糸を絡めてチェーンを作っていきます。
しかしAMFステッチマシーンは
通常の糸の10倍の糸(シルク)を使い1本の糸でキャッチしてステッチを作っていく。
まるで人が手で針を刺すように・・
なぜ、襟の際にこのようなステッチを落とすかは、また次回以降でお話しさせていただきたいと思います。
入ってる入ってる
人はいつでも美しい自分との出会いを待っている