2023.07.23メンズスーツ

メンズオーダーメイド

こんにちわ。サルトリア シーラ代表の平塚陽子です。

 

さて、前回のブログでレディースオーダーメイドについてお話しさせていただきました。

本日は、シーラのメンズのオーダーメイドスーツについてお話しさせていただきたく思います。

「シーラのメンズスーツの仕立ては総毛芯仕立てとなります。」

総毛芯仕立て・・・ ん?どういうこと?

ですよね。シーラのメンズの仕立てを語るのに、ここは大切なお話になりますので

説明させていただきますね。

 

昨今、スーツは男性がビジネスの場などで礼儀の一つとしても、身に纏うもの。

そんな時にお相手に失礼にならないためにもしっかりした装いでいるためにスーツは着用されます。

そのしっかり見えるように、メンズスーツの前身の部分の中には、「何かしら」の資材が入っております。

その「何かしら」は、大きく2つあります。

1つは接着芯

ジャケットの前身部分をしっかり見せるため熱で付けていきます。既製品のスーツや安価なオーダースーツには接着芯が使われていることが多いです。

もうひとつは毛芯

毛芯とは馬の毛で作られたものになります。

このようなものになります。

シーラのメンズの仕立ては【総毛芯】と言い、フロントや襟の全てに、更にそのフロントと襟の端のギリギリまで毛芯を据えてあります。

そうすることによって、スーツに立体感が生まれてシルエットが美しく、服の顔がいつまで経っても変わらない。

これがいい服の条件なんです。

シーラを開業する前に縫製工房に見学に行かせていただき、この説明に惚れてここの縫製工房で上質な

高級仕立てのスーツを作り、シーラのお客様に堂々と自信を持ってスーツを着てもらいたいと思いました。

 

 

 

 

工房でありながら、していることは職人より数をこなしているからスキルがどんどん高くなる。

そんな姿を私は数ヶ月に一度必ず見学に行きます。感謝の気持ちを伝えに行きます。

そして、シーラのお客様にはこの職人さんたちの思いを伝えます。

一針一針丁寧に縫製している工房に依頼しているからこそ、私は自信を持って良い生地をご提供できます。

そしてもうひとつ、高級仕立てならではの箇所

裾と袖口です。

お分かりいただけますでしょうか?

世の中の99%はイージーオーダーです。ほとんどのスーツの裾口と袖口はミシンでしっかりと

縫製してしまうため引っ張っても隙間がありません。

しかし、シーラのスーツの裾口と袖口の裏地と本生地の間は手でまつっています。

隙間が見えますよね?ご着用されるうちに糸が糸がそのかたの動きに合わせて向いていきます。

なので、『今日より明日、明日より明後日と着心地が良くなるスーツ』になります。

なぜなら、「総毛芯」で「手まつり」だからです。

 

 

絶対に手を抜くことなく、進化し続けるそんな縫製工房さんと、いつも良い情報と生地を提供してくださる

生地屋さんと、そして私たちテーラーは一心同体だと思いこの事業をしています。

だからこそ、私は皆様に自信を持って着ていただけるスーツをご提供できます。

 

 

まだまだ始まったばかり。もっともっと多くの方にシーラのオーダースーツを知っていただくために

私も進化し続けたいと思います!

 

陽子さん、木を見るのではなく森を見るんだよ。

 

 

 

 

 

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