2023.07.18コート 生地紹介

DUGDARE BROS & CO ECOLOGY

祇園祭も終わり京都にも本格的な夏がやってきました。連日猛暑ですね。仕立て屋の世界では今年の秋冬物の生地をすでに選んで生地屋さんに注文しています。

そちらがぼちぼち届き始めた頃。それがとても楽しみで、届いた新作の生地を見てワクワクしてしまいます。

今日届いたのはこちら。 DUGDARE BROS & CO ECOLOGYは新作ではありませんがシーラにはなかったので新しくいただきました。

 

 

DUGDARE BROS & CO ECOLOGY

〈ダグデールブラザーズ〉エコロジー

ダグデールブラザーズ社は1896年、ヘンリー・パーシー氏とフェデリック・H・ダグデール氏の二人によって英国毛織産業の中心地、ハダーズフィールドにて服地商社として創業しました。

ダグデールブラザーズ社は世界中の高級デザイナーが使用し、テーラーの聖地と言われるサヴィルローの高級テーラー、オートクチュールとともにあり続けています。

その〈ダグデールブラザーズ〉のラインナップの中から今年の秋冬のコートに

私が目をつけたのは「ECOLOGY(エコロジー)」というシリーズです。

 

 

ECOLOGY(エコロジー)は、100%英国産の羊の毛を使い、クラシックな柄に仕上げ染色や化学工程をせずに、ウールの自然本来の絶妙な色合いの濃淡からブレンドして、糸に織り上げたものです。モダンで温かみのある柄はどれを見ても自然で優しい色柄で、環境にも配慮したエコロジーな生地となります。

そんなSTORYの詰まった生地を使い、私が形にしたいと思ったのはレディースのコートです。

そして選んだ生地はこちら。

 

裏地はハリネズミ・・可愛い(^ ^)

 

Sartoria Siraではレディースの縫製は常駐している縫製職人が縫製いたします。

コートなどの重衣料は縫製工場に依頼することが多く、今回は縫製工場さんにお願いをしようと思います。

いつもこうしてサンプルを作る時の気持ちは、お客様がオーダーされる時のお気持ちと限りなく近い時間だと私は思います。

形のないものを形にする。小さな生地見本からご自身がご着用された時のイメージをしていただく。難しい・・だからこそ精一杯イメージができるようにいろんな方法を使いアドバイスをさせていただきます。サイズはメジャーを持つ私にお任せしていただいて、デザイン・裏地・ボタンは一緒に考えましょう。絶対に妥協はしたくないですね。

私は、シーラの職人が作る洋服が大好きなんです。控えめながらも必ず自分に自信を与えてくれるそんな思いがこもっていることを感じます。

夏の終わり頃に、どんなコートが仕上がってくるか、とてもとても楽しみです。

 

『お客様はわがままでいい。どれだけいいものを作ってると自負があってもお客様の要望に応えないならそれはオーダーメイドじゃない』

 

 

 

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