レディースオーダースーツ 京都北山
こんにちわ。
サルトリア シーラ代表の平塚陽子です。
今年の夏も、やっぱり暑い。京都の夏は本当に暑い・・
さて、今日はレディースオーダーメイドのお話しをさせていただきます。
私がレディースの採寸を始めたのは今から約20年ほど前になります。
代々テーラを営む家に嫁いできて5年が経とうとしている時でした。
元々保育士をしていた私は、アパレルの世界とは程遠く
ましてやスーツの業界は縁もなく。
でも人手が足りないからと家業を手伝うことになりました。
当時では珍しく、レディースのオーダーメイドをしており
スーツやワンピースをオーダーされるお客様もちらほらいらっしゃいました。
義父にメジャーを渡されて、「今日からプロや、行ってこい。わしが後ろから見といたる。」と言われて
初めての女性のお客様の採寸をさせていただいた事を鮮明に覚えています。
私のあてるメジャーが全てで、このお客様のお洋服が出来上がるのかと思うと小刻みに手は震えていました。
でも「私はプロなんだ!」と自負して挑みました。
「女性の体は女性が採寸する」どうしても体に触れることが多いため、やはり女性同士にしかできない
細かいシーンもあります。世の中には数多くテーラーはいますが、女性テーラーはあまり多くはないかと思います。
そんなシーンで活躍できることに誇りをもち仕事をさせていただいております。
女性の体型は複雑です。凹凸があります。日毎に変化があります。年齢によっても大きく変わります。
メジャーをあてながら、体型の癖や特徴を手で触れたり、目でしっかりと見て確認をさせていただきます。
そして、縫製指示書に詳細を描き職人さんへ届けます。
縫製指示書は職人さんへのラブレター♡
思いを伝えるために心を込めて描きます。
そして私は、たった1グラムでも細く見えるようにスパイスを加えて縫製指示書を完成させます。
動きやすく・・でも少しでも細く見えたい!そんなご希望はもうおっしゃらなくても
わかっております(笑)
少しでも細く見える洋服の研究は20年間ずっとしてきていますので・・
大切なメジャーと針山とメガネ笑
こうして20年間レディースのオーダーメイドに携わらせていただいてる間も
時代背景はどんどんと変わっていきました。
働く女性が増え、レディースオーダーの価値が世に知られ
今までは男性の型紙を女性用に書き直して作っていたレディースオーダーが
今では女性専用の型紙ができ、女性専用の工場の縫製ラインができてきました。
女性だってかっこよく、美しく働きたい。
そんな思いを叶えるべくレディースオーダーメイドの需要が年々増えてきていることは
もう誰もが知っている事実です。
2023年1月
働く女性を輝かせるオーダーメイドというビジネスモデルに共感をいただき
京都女性起業家賞を受賞いたしました。
「たかが洋服 されど洋服」
その日の洋服の着こなし、サイズ感でその日の機嫌が決まります。
自信を持って着ている洋服の日は色んなことが上手くいきます。
笑顔も素敵な日になるでしょう。
そんなお手伝いを微力ながら私にさせていただけたらといつもいつも思っています。
女性はハイヒールを履くとテンションが上がると遺伝子にすり込まれている